下肢静脈瘤治療
下肢静脈瘤は、美容上の問題のみならず、脚のだるさ、皮膚掻痒感、さらには静脈鬱滞性皮膚炎・皮膚潰瘍を合併することもあります。病型によって、保存的治療から硬化療法、血管内塞栓術(グルー療法)、レーザー治療(焼灼術)、ストリッピング手術、内視鏡下不全穿通枝切離術など様々な治療を組み合わせます。
下肢静脈瘤の症状
◆ 静脈が浮き出る
◆ 細い血管が浮き出る(蜘蛛の巣状・網状静脈瘤)
◆ 下肢のむくみ
◆ 脚がつって(こむらがえり)、目がさめる
◆ 静脈瘤の硬結・痛み(血栓性静脈炎)
◆ 皮膚の痒み
◆ 下腿の皮膚硬結・色素沈着
◆ 静脈鬱滞による皮膚炎・皮膚潰瘍
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伏在静脈の高度の逆流が原因の下肢静脈瘤は、レーザー治療、カテーテル硬化療法、結紮術、ストリッピング手術などを行い、逆流の元を断つ必要があります。 |
静脈うっ滞性皮膚潰瘍:皮膚の硬結、色素沈着、皮膚潰瘍が見られます。下肢静脈瘤に対する治療、弾性ストッキングの着用、下肢挙上など、総合的な治療が必要な病態です。 |
静脈うっ滞性皮膚炎に対して、内視鏡下不全穿通枝切離術を行った。 |
下肢静脈瘤血管内塞栓術:伏在静脈を医療用の接着剤を用いて閉塞させる体への負担が小さい治療です。 |